フィルハーモニーの風景 (岩波新書 新赤版 135)

著者 :
  • 岩波書店 (1990年8月20日発売)
3.48
  • (7)
  • (13)
  • (31)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 125
感想 : 19
4

[private]<u><b>ウィーン・フィル=プライド高い奴の溜まり場</b></u>

<span style="color:#cc9966;">ウィーン・フィルやベルリン・フィルの素晴らしい音色は、楽員たちのどんな苦心によって磨かれ、華やかなコンサートの舞台裏では、どんな人たちがそれを支えているのか。</span>

久しぶりにのだめ読みたくなったw
フィルの舞台裏がよくわかる。彼らのプライドの高さは格好良すぎる。

特に格好良かったベルリンフィルのコンサートマスター、ミッシェル・シュヴァルベ
<blockquote>このオーケストラには三つの大きい欠点がある。それを克服しない限り、ベルリン・フィルは先へ行かない。何だかわかるかい?」
…「そういえば、ファゴットの2番がちょっと弱いし…」…と、言いかけたら大きな声で遮った。
「そんな小さなことじゃない。第一に、このオーケストラはリズムが悪い。第二に、音程が悪い。第三に、お互いが聞き合わない。これを解決しなければ我々の先はない!」
机を叩いて絶叫した。</blockquote>hoooo!!!!カッコイイね!!岩城さんが私の言葉を代弁してくれている。
<blockquote>つまり、「基本を忠実に守る」ことに尽きるのである。それだけのことなのだ。世界一とはこういうことなのか。感動した。</blockquote>感動した![/private]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ・ノンフィクション・評論
感想投稿日 : 2018年10月8日
読了日 : 2008年8月20日
本棚登録日 : 2018年10月8日

みんなの感想をみる

ツイートする