結構最後の方まで抱えている問題が全て解決するのか不安だったけど、最後の最後に全部回収していったから一安心。ひとつひとつが繋がるまでは、あっちこっちで事が起こっていて、何となくまとまりがないように感じていたので。。
あらすじを読んだとき、もっと幻想的な、ぼんやりとした展開なのかなと思っていたから、普通のミステリー小説として楽しめたのは少し意外だった。あくまでも月読はエッセンスの1つで、でもなくてはならない存在。ほどよい距離感だったと思う。
気になったのは、(これを言ってしまっては話が進まないからダメなのかもしれないけど、)河井は朔夜に何でも話してしまうなぁ、ということと、咲村が瀕死の状態なのにいろいろ教えてくれるなぁ、ということ。うーん、やっぱり身も蓋もないか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文春文庫
- 感想投稿日 : 2016年11月30日
- 読了日 : 2016年11月30日
- 本棚登録日 : 2016年11月30日
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