モモを読む: シュタイナーの世界観を地下水として (朝日文庫 こ 4-4)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (1991年1月1日発売)
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感想 : 11
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著者が小説・映画の「モモ」が含んでいる深い深層を説明しているのは非常に興味深かった。エンデがどのような人であったかの説明から始まる。しかし、著者はシュタイナーの幼児教育との関係を主張しているにも関わらず、どのような関係にあるのかは今一つ分かりづらかったように思う。童話であるモモの世界が哲学的でこんなに難しい印象だったとは驚き。モモが人間、動物たちに聞き耳をたてる、「そんなものでもそれぞれの言葉で語りかけてくるようになる」との言葉は意味深だ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童文学
感想投稿日 : 2019年11月28日
読了日 : 2019年11月24日
本棚登録日 : 2019年11月23日

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