パスカル、ピカート、ドストエフスキー、蕪村、独歩、ハイデッガー、ネルーなど15人の言葉。ハイデッガーの時間との出会いの原風景となったドイツの田園。ネルーの言うインドの奥深さ、ピカートの失われた沈黙の重要性指摘など印象に残ります。難しい事柄をことばに託して分かりやすく書いた本です。そして読書について書いたエミイル・ファゲ(仏の文藝評論家)の「本はゆっくりと味わって読むもの」「読書において性急は怠惰の別名」は厳しい言葉でした。最近やや濫読ぎみで、じっくりと余韻を楽しみながら読めなくなってしまった、繰り返し読む本当に素晴らしい本との出会いを求めていきたいと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本語
- 感想投稿日 : 2013年8月25日
- 読了日 : 2000年6月21日
- 本棚登録日 : 2013年8月25日
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