元岡っ引きの伊之助がある殺人事件の犯人捜しを目明しから頼りにされ、犯人像を追及していく中で起こる第2、第3の殺人事件、そして自らの危機。伊之助が番頭から被害者の、町の井戸端会議の女性集団から失踪の女性中の話、その他にも謎に迫っていくを聞きだす場面の描写が何とも秀逸。藤沢らしい江戸の情景描写の美しさも薫り高く江戸情緒を感じさせてくれる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2022年8月6日
- 読了日 : 2022年8月5日
- 本棚登録日 : 2022年8月2日
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