明治17年に子爵令嬢として生まれ、東京の女子高等師範で学び、そして大阪で兄の元家庭教師の傍ら神戸女学院で音楽を学ぶ。当時の階級社会ともいうべきしがらみで乳兄弟の祐之進への熱い思いを断念せざるを得ず、25歳で米国留学へ!これが明治42年。ここで上巻は終わります。高等師範教師として津田梅子、同級生の大谷絹代、そして大先輩としての大山捨松も登場し、その当時の女性がいかに大変な環境に置かれていたか、それをどのように闘い抜けていったか、素晴らしい女性たちを教えられます。著者の文章は女性的すぎて少し読みづらいですが、満喜子やその当時の女性たちの生き方に乾杯!の心境です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
自伝・伝記
- 感想投稿日 : 2013年8月15日
- 読了日 : 2012年2月14日
- 本棚登録日 : 2013年8月15日
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