一見、仲良さげで多様性を自らのとしているような家族だけれど、1人1人が脆くて弱い。
最初、仲良しさにイライラしたけど読めてよかった。
私にとって、この本を読むことは自分自身と向き合うことだった。
こういう形の家族を題材にした作品が読みたいので、もっと多くの作家さんが書いてくれないかな....
❁*.゚『学級委員じゃなかったら、きっと私だってまともに練習しなかった。周りに合わせて適当にやっていたに違いない。たまたま学級委員だったから、こんな些細なことを深刻にやってのけただけだ。もう2度と学級委員にはなりたくない。そう思う。絶対にこんな日々を繰り返したくない。強く思う。それなのに、おばあさんが深々と頭を下げるのが、こんなにも心に入ってくるのは、あの日々が私にあったからだ。』
❁*.゚『かわいそうに。そんなことを言うほど、佐和子は傷ついてるんだね。』
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年12月21日
- 読了日 : 2023年11月28日
- 本棚登録日 : 2023年11月28日
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