コ-ヒ-が廻り世界史が廻る: 近代市民社会の黒い血液 (中公新書 1095)

著者 :
  • 中央公論新社 (1992年10月1日発売)
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コーヒーから見えてくる世界史。商人の活躍、コーヒーの家、植民地支配。“コーヒー”という単語が頻出してくるので、無性にコーヒーを飲みたくなる。イスラム神秘主義の修道僧が飲み始めたのが起源とされるコーヒー。宗教色が強く必ずしも美味とはいえない黒い液体が、商品資本主義と結びついて世界中に拡散していく。フランス革命以降は著者の得意分野なのか、途中から文章がノリノリで面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養・新書
感想投稿日 : 2013年10月18日
読了日 : 2013年10月18日
本棚登録日 : 2013年10月11日

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