新人視能訓練士の野宮が、不器用ながら瞳と向き合っていく、連作短編集。
ハートウォーミングで泣けた。
医療モノは多いが、眼科が舞台なのは珍しい。
しかも主人公は、医師ではなく視能訓練士。
診断を下のではなく、専門的な機器を使いこなし、検査をしていく立場から、患者と向き合っていくのが新鮮。
優しく、頼もしいメンバーが集まる、北見眼科医院。
患者との向き合い方が誠実で、心あたたまる。
繊細な心の機微が丁寧に描かれ、その揺れ動きに毎回泣けた。
主人公の成長物語。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
医療もの
- 感想投稿日 : 2023年4月7日
- 読了日 : 2023年4月7日
- 本棚登録日 : 2023年4月7日
みんなの感想をみる