寒天問屋の主・和助は、仇討ちの場で、父とともに切り殺されかけた少年を、銀二貫で救う。
鶴之輔は侍を捨て、井川屋の丁稚・松吉として、新たな人生を歩んでいく。
何度も泣けた!
大飢饉、大火事、人間の悪意。
繰り返される天災と人災の中、神信心を忘れずに、前を向いて生きる人々が、あたたかでさわやか。
井川屋のみんなはもちろん、かかわっていくすべての人々にドラマがあり、引き込まれる。
大変な思いを積み重ねて生まれる、銀二貫の行方は?
苦しいこと、つらいこと、そして、うれしいこと、たのしいこと。
日々の中にある感情がつぶさに描かれていて、人情味あふれる物語。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
泣ける本
- 感想投稿日 : 2020年12月24日
- 読了日 : 2020年12月24日
- 本棚登録日 : 2020年12月24日
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