オバマ政権の経済政策:リベラリズムとアメリカ再生のゆくえ

制作 : 河音琢郎  藤木剛康 
  • ミネルヴァ書房 (2016年11月20日発売)
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感想 : 2
3

本書を読んでみようと思った理由は「トランプ大統領の誕生」である。海の向こうに突然出現した「ジャイアン」。
迷惑この上もないが同時に思ったのは「オバマはそんなに悪い大統領だったのだろうか?」ということだった。そうは思えないのだが・・・。
読後の感想だが、やはりオバマはそれなりに非凡な大統領だったと思う。しかしアメリカ国民のマジョリティはそうは考えなかったのだろう。
これはオバマの能力というよりも、グローバル経済と国家体制の限界を表しているではないだろうか、等々いろいろ考えてしまった。
ただ本書の書き方は学術書に近く読みにくい。アメリカ政治における政治システムや議員による驚くべき政策立案能力などアメリカの全体像を大づかみに知ることが出来た点は良かったが、読んで楽しめる本ではないとも思った。

2017年3月読了。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年3月10日
読了日 : 2017年3月10日
本棚登録日 : 2017年3月10日

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