えー、小説のレビューではなく、映画を2度見ての感想です。申し訳ありません。<(_ _)>
※映画のレビューとはいえ、私がブクログにレビューを書くのは半年ぶりです。せっかくフォローして頂いている多くの方々の期待に応えられず、申し訳なく思っております。それでも、読んで頂ければありがたく存じます。
「君の名は」を東京の六本木と仙台で2回観て、観客席の微妙な反応の違いについて考えてみた。
思わず笑ってしまうようなシーンや台詞がところどころにあるのだが、何故か東京の劇場では笑い声が聞こえてこなかった。
今日の仙台では、結構笑い声が聞こえてきた。この違いは何なのだろう? 考えてみたが、よく分析できない。
あまり書くとネタバレになるので、奥歯に物が挟まったような言い回しになるが、町が消滅し、何百人が死亡する(かもしれない)というシーン。
このシーン、逆に仙台では、この事実に触れる場面になると、固唾を飲むような雰囲気になった。これは、やはり震災のことを多くの観客が頭に浮かべたからだと思う。実際に私も、東京で観たときは、それが頭を過ぎるようなことはなかったのに、今日の仙台では震災を思い出し、かなり気分が動揺した。
震災は東北の人にとって、やはりまだ重い事実なのだと思う。
六本木の観客は、そのシーンで震災をイメージした人は少なかったのではなかろうか。
「君の名は」は、中1週の間しか取らず、2回目を観ても、かなり面白い映画だった。
前回気付かなかった場面の意味だったり、言葉の意味だったり、2回目で「ああ、なるほど。そういうことか」と分かったのが新鮮だったということもある。
映像は当然美しいし、音楽の歌詞も今回は真剣になって聴き直した。
あらためてよくできたエンタメ作品であり、感動作品でもあると思う。
ここで、私的な2度目の感想を述べれば、前回、「聖地巡礼」(笑)をしたこともあり、「この映像は実際のどの場所か?」 というのを今回はかなり注目して観た。
もちろん“村”は分からないのだけれど、東京のシーンは殆どがどこの場所か私には分かった。
広告代理店勤務時代、東京中を歩き回ったせいもあるし、土日になると、この映画によく出てくる四谷近辺を自転車で散策したせいもあるし、千駄ヶ谷近辺などはラグビーを見に行く度に通った道でもあるからだ。
「ああ、これはあそこだ」と実際の場所が分かると結構楽しいものである。
見終わった後にツタヤに寄り、劇中曲のCDがあれば借りようと思ったが、私と同じ考えの人は多いらしく、CD自体は9月10日からレンタル開始になったが、全て貸し出し中とのことだった。
まとまりのない文章になったけれど、「君の名は」は、評判通りに面白く、二度見てもおつりの来る作品である。
まだご覧になっていない方は、是非劇場へ。
- 感想投稿日 : 2016年9月19日
- 読了日 : 2016年9月19日
- 本棚登録日 : 2016年9月19日
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