天然ボケのお姫様とゴーイングマイウェイな王子様の恋愛ファンタジー。
●第5話
結婚式の日取りも決まり、自分の城下町でデート中に婚約が履きされると言う噂を聞いて落ち込んでいたら、イジーの友人ラース仕業で破談させられそうになるも熱々カップル振りを見せ付けて噂を変な風に訂正してもらったの巻。
式がなくならないかじいやに何回も確認してしまうアルがいじらしい。アルは健気だなあ。ラースはトリックスターか。いい性格をしている。
●第6話
前回のおわびにラースが仮面舞踏会にアルとイジーが出席するも、男装で一緒に踊れないのにゼシェカのお姫様に飲み物をこぼされてへこんでいるとラースがドレスを用意してくれて「お前は意味をわかって言っているのか」でキス未遂な巻。
もう、これはスバラシイ!スンバラシイ!ロマンチックが止まらない!一緒に踊りたかっただけなのに大人の階段上るキミはシンデレラですか!お約束でキス未遂だけれど、ホント2人はかわいらしい。
●第7話
ゼシェカにお茶会で呼ばれたと思ったら前回のキス未遂でアルとイジーはギクシャクしていて、でもベアトリスの言葉で父親からひつようとされないトラウマが勃発するもイジーが「その失敗が俺に会うのに繋がったのでは不満か?」と聞かれて嬉しくて仲が元通りになった巻。
一巻から父親から必要とされないことがアルのトラウマになり続けていたようだから、これで解決。父親の代わりにイジーに必要とされたいと思っていたようなふしがあったけど、それも払拭。アルはここの話で初めてイジーを恋愛的に好きになったのかなと思った。
●第8話
ゼシェカの王子リカルドがガルニアとローシェンが手を結ぶのを懸念して横槍を入れてきて、アルが言うことを聞かないとイジーに何が起こるかわからないと脅され、迎えにきたイジーに「父がそのように望むのなら私は従わねばなりません」「…ごめんなさい」と追い返すの巻。
怒涛の展開。もっとのんびりのほんと話が進んで行くのかと思ったのだが…。「お前にとって大事なのはあくまで―」イジーも辛そう。父親の呪縛から解いてあげたかったのにね…。相手を守るために相手に嘘を付く、王道恋愛物語って感じですね。泣かないアルが印象的。
●最終話
ベアトリスにリカルドがイジーを殺すわけがないと言われて脱出を試みるアルをイジーが迎えに来て2人の初キスで、リカルドに見つかったけれどロベルトもベアトリスも2人の味方になってリカルドは諦めて2人の結婚式が行われたの巻。
「他人の言葉は真正面からきいてくれる優しい人です」とアルが言っていたのがこの物語の中心におかれた人の噂に左右されないイジーの思いをあらわしているようだった。世界で一番幸せだと皆に知らしめる、か。
最後はほのぼのハッピーエンド。心が温かくなった。
- 感想投稿日 : 2010年7月4日
- 読了日 : 2010年6月20日
- 本棚登録日 : 2010年6月20日
みんなの感想をみる