進撃の巨人(6) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社 (2011年12月9日発売)
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本棚登録 : 6541
感想 : 253
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アルミンの前に現れた女型の巨人!巨人なのに明らかに知性があり、そのスピードや能力は底知れない!陣形は破壊され、調査兵団全滅の危機かと思われたその先に待ち受けていた場所とは──。

巨人という名の圧倒的な暴力と死。女型の巨人がアルミンの顔を覗き込むところは鳥肌が立つね。恐怖に踏み潰されそうな一瞬の中でも、アルミンは巨人の目的や調査兵団の作戦を丁寧に考察しているのはさすが。ジャンもマルコの死を経て、心臓を捧げる覚悟を決めたのがひしひしと伝わってくる描写もいい。ライナーが「変わったんだな…」と思うシーンも深いよね。

辿り着いたのは巨大樹の森!エレンは女型の巨人に追われ続ける!後方では仲間がその命を軽々と粉砕されていく!巨人になるべきか否か。ここのリヴァイの言葉が重い。
「お前は間違ってない やりたきゃやれ 俺にはわかる コイツは本物の化け物だ 『巨人の力』とは無関係にな どんなに力で押さえようとも どんな檻に閉じ込めようとも コイツの意識を服従させることは誰にもできない」
自由の申し子・エレンのことをすべて見通してたんだなって感じるセリフ。究極の選択だよね。自分がエレンだったらと思うと選べないわ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2023年3月16日
読了日 : 2023年3月16日
本棚登録日 : 2023年3月16日

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