進撃の巨人(14) (講談社コミックス)

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  • 講談社 (2014年8月8日発売)
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王政打倒を決意した調査兵団。だが、エレンとヒストリアが中央憲兵によって身柄を拘束されてしまう。殺人の濡れ衣を着せられて追い詰められていく調査兵団。巨人ではなく人との戦いが本格化していく!

調査兵団には力があれども、武力を使った革命では人々はついてこない。狭い壁の中で分断して血が流れるだけ。ピクシス司令とエルヴィンの会話は静けさの中に不穏さが滲み出ている。父の死がまさかあそこで繋がってくるとは…。リヴァイとハンジに拷問されるサネスの絵面がシュールすぎる。拷問される側が「拷問ならせめて何か聞け!!」は笑った。正義があると言いながら、あんなブラフで口を割るとは──ニック司祭の剥がされた爪の垢でも煎じて飲ませたい。

「僕らはもう犯罪者だよ 今相手にしている敵は僕らを食べようとしてくるから殺すわけじゃない 考え方が違うから敵なんだ…もしくは所属が違うってだけかもしれない この先そんな理由で…人の命を奪うことになるかもしれない…僕らはもう良い人じゃないよ」

「こういう役には多分順番がある…役を降りても…誰かがすぐに代わりを演じ始める どうりでこの世からなくならねぇわけだ…がんばれよ…ハンジ…」

アルミンやサネスの言葉が心を抉ってくる。ここから先は巨人ではなく人が相手になる。巨人が敵だった頃よりも残酷な現実が待っているのだ。投入される対人制圧部隊。立体機動と銃を使い、人を殺すために技術を研ぎ澄ませた精鋭。対巨人の立体機動がこんな扱われ方をするとは皮肉すぎる。しかもそのリーダーはリヴァイの師匠!対巨人最強VS対人最強の町中バトルが開幕する!どんなに追い詰められようが、やるべきことに変わりはない。

「もうあんた達は負けたんだ!!敗者なんだよ!!」
「何言ってんの?調査兵団は未だ負けたことしかないんだよ?」

心臓を捧げよ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2023年4月3日
読了日 : 2023年4月3日
本棚登録日 : 2023年4月3日

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