ノブナガの監視から逃れるヒントはゼパイルから教わった殺し技のテクニックにあった!あの発想はゴンらしいと思ったし、戦いたいゴンを理性的に止めるのはキルアらしい。二人のコンビだからこその脱出劇だったね。その後、クラピカへかけた言葉も彼らの良さが出てた。
旅団メンバーの復讐劇も凄まじかった。マフィアと殺し屋がいるビルをあっさりと攻め落とすほどの強さ。ネタになって有名な「おそろしく速い手刀 オレでなきゃ見逃しちゃうね」おじさんはこの巻に。
団長はまさに仲間のために涙を流せるし、残酷な復讐もする男。それなのに、欲しいもののためには容赦なく人を騙して殺す。ゾルディック家の二人との戦闘後の彼は少しゴンに似てるなと感じた。ゴンは好奇心第一で善悪に頓着しない危うさがあると言われていたけど、団長はそれが欲しさ第一になって手段を選ばなくなった印象。ゴンのように他者への思いやりがあるわけではない極悪人なのに、それでも魅力的に描いてしまうところがすごい。
身代わりの死体を作り、偽物の宝を売ってオークションを終わらせた旅団。今回の復讐劇は旅団の完全勝利に思われたが、クラピカと協力することになったゴンたちの追跡が始まる。クラピカの復讐劇の幕が再び上がっていく。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2020年8月30日
- 読了日 : 2020年8月30日
- 本棚登録日 : 2020年8月30日
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