それでも町は廻っている 10 (ヤングキングコミックス)

著者 :
  • 少年画報社 (2012年7月30日発売)
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本棚登録 : 1116
感想 : 71
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10巻だと『フタバ・デッドエンド』が一番好きな話。
歩鳥にドッキリを画策した紺先輩やタッツンたち。二重・三重の仕掛けがされてて二転三転するのが面白い。最後はあのセリフで落としてくれるのもいいよね。

歩鳥と紺先輩の友情も見所。肩こり腰痛いろんなことに効くという『謎の円盤』の話では、受験票をのせて真剣に祈る歩鳥を見る紺先輩の目線がいい。円盤よりも、そうやって本気で祈ってくれる友達の思いが一番効くよね。

体育祭を描いた『巣』でも、紺先輩の危機に自分の競技を放って駆けつけようとする歩鳥がカッコよかった。そして、入れ違いでリレーを走った紺先輩も素敵だったな。これを機に友達が増えたらいいね。

『Detective girls 2』の日常にミステリー要素を絡めてくる話の器用さに「うまいっ」って言いたくなる。
「まんじゅうを選ぶって事もあるよね」ってタッツンの言葉もいい。ミステリーの風味を取り入れつつ、ドラマやコメディという基本でブレずに面白いところが魅力。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2019年11月5日
読了日 : 2019年11月5日
本棚登録日 : 2019年11月5日

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