エターナルサンシャイン DTSスペシャル・エディション [DVD]

監督 : ミシェル・ゴンドリー 
出演 : ジム・キャリー  ケイト・ウィンスレット  キルステン・ダンスト  マーク・ラファロ  イライジャ・ウッド  トム・ウィルキンソン  トーマス・ジェイ・ライアン 
  • ハピネット
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本棚登録 : 1999
感想 : 365
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平凡な男・ジョエルは、彼とは正反対の個性的な恋人・クレメンタインと喧嘩をしてしまう。ジョエルは仲直りにプレゼントを持って彼女を訪ねるが、彼のことをまったく覚えていない様子で、違う恋人を連れていた。ジョエルはやがて、クレメンタインが彼に関する記憶を消去する手術を受けたことを知る。悩んだ末、ジョエルもまた同じ手術を受けることを決意した。しかし、施術中にクレメンタインとの思い出をさまよい、記憶を失うことを拒否するようになっていく──。

ジム・キャリー好きとして、ラブストーリーでどんな演技が観られるの?!とワクワクして当時観た作品。今回はネトフリで再視聴。めちゃくちゃ哀愁を感じるくたびれた男を演じる渋いジム・キャリーが楽しめる。抑えめの演技もカッコいい。いつもの陽気さはほとんど封印され、味が染みた大根のような演技に引き込まれる。うって変わって、エキセントリックさを発揮してくれるのが彼女役のケイト・ウィンスレット。衝動的で何をやらかすかわからない綱渡りの魅力がいい。

ぼくの気持ちの変遷をどうぞ。
ラブストーリーか→ラブストーリーか?→これサイコサスペンスでは?→この会社のコンプラヤバすぎる→SF的な夢の演出が好き→おっと、ミステリだったりするのか?→ラブストーリーだった(完)。

当時はかなり混乱して観終わって、つまり…どういうことだってばよ?という思い出。今回もそれに近いけど、構成の仕掛けに気づけたり、二人が最終的に達した結論の言葉に余韻を感じられてよかった。とにかく、設定や演出の割に物語がじわじわ系なので、評価がくっきり別れる作品だと思う。二度見推奨作品だけど、二度目観たいかと聞かれると、全体的なトーンが暗いし不気味な登場人物もいて、うーん…となってしまうかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 映画
感想投稿日 : 2023年8月7日
読了日 : 2023年8月7日
本棚登録日 : 2023年8月7日

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