常夜灯の豆電球の明かりで毎晩本の世界を遊んだ子ども時代。更級日記に共感して読書している時間がなににかはせむだった学生時代。洋書をひたすら読んだテキサス暮らし。気が付けば家電のマニュアルを読む活字中毒だった日々。いつもどこでも、本さえあれば幸せだったはずが……、怒涛の出産、育児期間で遠ざかってしまいました。今、十年の空白を埋めるように、また本を読みたいと思っています。