名前を貰っても、形を貰っても。その名前になる前で。その形になる前で。輪郭が朧な自我が手を伸ばして指を握る。
たったそれだけの事が尊くて、思わず笑顔がこぼれてしまって。ふやけた表情のまま小さく小さく祈りを込めてその名を呼ぶ。
いいや、小難しい事は今はいいか。
ぼのちゃんは生まれてきました。そして今を生きています。
どうしようもなく『かわいい』
そんな何かが詰め込まれた一番最初にとても近い、昔々のお話です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
読み返した本(漫画)
- 感想投稿日 : 2016年9月3日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年9月3日
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