宝石の国(8) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社 (2017年11月22日発売)
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フォス(もはやフォスなのか?)ついに月へ!!
何もかもが想定以上のことが起こり、フォスラピスでなくても混乱します。宝石側からすれば絶望でしかない皆の最期。月人にとって宝石は装飾品でもなんでもなく、先生を動かすための駒…。発展した月で月人をまとめ「祈り」を欲する王子と交渉し、先生を動かすべく、…みんなを救うべく、先生への裏切りを決行するフォス。あたりをつけた宝石への呼びかけが功を奏すなかで、あてにしてたシンシャからの拒否、話を聞いていたアメシストの片割れ、色々と不穏な空気はありながらも、ついに月へと仲間を連れていく。

フォスが月と宝石側から「希望」と見なされていることが面白いよね~。月人を無へと解放してくれる希望と、月人に連れさられる恐怖から救ってくれる希望。先生がなぜ宝石たちを愛するのか、王子からみれば内側の故障、とされているけど、人間が滅び、祈りだけが存在意義となってしまった機械にとっては、宝石たちの存在が救いであり希望なんじゃないかな。
シンシャの「月人にすら好かれるお前に 孤独はわからない」の意味はいつかフォスに届くのかな。早くつづきを~

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: comic
感想投稿日 : 2018年6月27日
読了日 : 2018年6月27日
本棚登録日 : 2018年6月27日

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