実家の本棚で見つけた。タイトルの「~に学ぶ幸福になる方法」ってのがなんだか自己啓発本系ぽくて、自分では買わない類なんだけど、私が小学生の頃大好きで全作読んだ「赤毛のアン」シリーズを紐解いたのと、作者が茂木さんだったから読んでみた。
思えば私も昔は赤毛のアンのように何にでもキラキラしたものを感じていたな、というのを思い出した。アンに影響されていたのかもしれないけど。 大人になって、あまりにも純粋でいると、周りからは変人扱いされ、うざがられって傾向があるのも気づいてきたから、だんだん感動や嬉しさをひた隠しにするようになってきた。
だから絵や音楽で表現しないとたまらなくなっているんだな。
でも、やはり大自然のある場所や素敵な音楽のある場所で、心を許せる友だちや家族と一緒だと、今でも子どもの頃感情がよみがえってきて、キラキラしてしまう。そんなときは本当にすっごくすっごく幸せを感じる。
本の中で茂木さんも引用していたアインシュタインの言葉「感動することをやめた人は生きていないことと同じことである」
まさにコレだな。やっぱり、社会の中で生きていくにはバランスよくやっていかなきゃいけなくて、ピュアにやっていくのはかっこ悪いのかもしれないけど、いいじゃないか。
だから、テキトウなことしかしゃべらず、表現を続ける。
私も大人になったってことだ。
モンゴメリの暗黒面を表しているという『かわいいエミリー』三部作も読んでみたいな。モンゴメリは手当たり次第買ってたから、もしかしたら読んだことあるのかもしれないな。
- 感想投稿日 : 2012年6月9日
- 読了日 : 2012年6月8日
- 本棚登録日 : 2012年6月9日
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