生きているのがいやにならないのかってぐらいどん底の生活の中、必死に必死に生きてゆく。意図せずに。絶望的なほどの貧困街で、一太と二太は生きていた。そこに加わるかの子ねえちゃん、そして多くの人間たち。
リアリティがありすぎて、何処かゾッとし、それでいて胸の奥がぎゅうと締めつけられる。
かの子ねえちゃんは言った、「幸せになりたいだけなのに」。そう、みんな、幸せになりたいがために生きているだけなのに、どうしてこんなに傷ついてしまうのだろう。傍目からは不幸に見えても、幸福なときもある。傍目からは幸福に見えても、不幸なときもある。
彼等はどっちだったのだろう。
彼等は、幸せだったのだろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画(ジャンル問わず)
- 感想投稿日 : 2009年10月31日
- 読了日 : 2008年9月2日
- 本棚登録日 : 2008年9月2日
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