心があたたかくなるような物語ばかりでした。
原文からどのように訳されているのかわかりませんが、話が進んでいくリズムが素晴らしい。
どのお話も、無駄な言葉が一切無い完璧な形で完成しています。
「読者の想像に委ねる」ところも少なく、すんなりと話を吸収できました。
五篇のうちでは「広間にて」が一番好きです。
正直、話が上手く行き過ぎている物語感が強い気がしますが、これはおとぎ話の様にその様式美を楽しむものであると思います。
解説によるとこの文庫は初期作品だそうですので、そのほかの作品も読んでみようと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ドイツ文学
- 感想投稿日 : 2012年4月13日
- 読了日 : 2012年4月13日
- 本棚登録日 : 2011年1月31日
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