貢献力の経営(マネジメント)

  • ダイヤモンド社 (2011年5月20日発売)
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成果主義の結果 セクショナリズムが進み、
組織の総合力を発揮できなくなった問題を解決する考え方として、
社会に果たす企業の役割として、「貢献力」を提唱しています。

意識のある人間一人ひとりが組織を俯瞰して捉え、組織の発展に尽力すればいいんです。
ただ、滅私奉公できる人間、それを自己実現に繋げられる人間は20%程度といわれています。
多数の利己主義的な人間が進んで「貢献力」を向上させることを望んで、
この行動は、個人の成長・発展に繋がるぞ、と説得しているように感じました。
経営者の苦悩と気苦労が感じられます。

貢献力の論点は3つ。
1. 社会に果たす企業の役割「社会に貢献できる人材育成こそ、企業の最大目標」
2. セクショナリズムの打破「組織の壁を越えて協力することが結果的に自分の利益向上にも繋がる
3. 『貢献』は人間の自然欲求「様々な人々の役に立ちたい、繋がり合いたい」「成功は献身の果てに生じた副産物」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発
感想投稿日 : 2018年3月4日
読了日 : 2018年3月4日
本棚登録日 : 2018年3月4日

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