マクベス (岩波文庫 赤 205-2)

  • 岩波書店 (1997年9月16日発売)
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感想 : 84

勧善懲悪シェイクスピア版
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ええい、星も光を消せ!この胸底の黒ずんだ野望を照らしてくれるな――。「権力」という毒に溺れた男を描く、シェイクスピア4大悲劇の白眉!かねてから、心の底では王位を望んでいたスコットランドの武将マクベスは、荒野で出会った三人の魔女の奇怪な予言と激しく意志的な夫人の教唆により野心を実行に移していく。王ダンカンを自分の城で暗殺し王位を奪ったマクベスは、その王位を失うことへの不安から次々と血に染まった手で罪を重ねていく……。
シェイクスピア四大悲劇中でも最も密度の高い凝集力をもつ作品である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 英国文学
感想投稿日 : 2023年6月29日
読了日 : -
本棚登録日 : 2021年6月29日

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