この本を読んでいて、敗戦を経てもなお、日本人はこの頃から全く変わっていないのだなと思った。ここに描かれる一部の日本人の姿が、今の日本の、特に政治家(安倍・菅政権の閣僚)や官僚と全く同じ印象なのだ。
また更に、最近話題になった大阪大学の研究結果ー日本人は世界の中でもとりわけ意地の悪い民族であり、それが社会経済活動を阻害する要因考となっているーが思い浮かんだ。
特に206~207ページの日本人考が心に残った。信念も良識もない天邪鬼で卑怯な恥知らずが大風呂敷を広げてこうだと言い切る大言壮語を信じてしまい、彼らの誘導するままに流されてしまう…とても腑に落ちてしまった。
私ももっと現実を見て、私なりに状況を見極めて、冷静に考えないとなと思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
時代もの
- 感想投稿日 : 2021年6月23日
- 読了日 : 2021年6月23日
- 本棚登録日 : 2020年8月3日
みんなの感想をみる