豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫)

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感想 : 655
4

三島の文章は美しい。
そう言われているけれど、わたしにとって三島意外の作家さんでも文章は美しく感じるので、三島が特別美しいとは思っていません。
だけど、一つ一つの文章には三島独特の感性があり、そこに【特別】を感じます。
春の雪でも、清様の“若気の至り”というか、若いからこそ我を張る、若いからこその維持だったり若いからこそ見えるものを三島は捉えていて、そこに美しさだったり切なさを感じました。醜いのに、愚かなのに儚く美しいというのか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年11月1日
読了日 : 2019年11月14日
本棚登録日 : 2019年11月1日

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