ゲーム理論の思考法 (中経の文庫)

著者 :
  • 中経出版 (2013年2月27日発売)
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本棚登録 : 206
感想 : 18
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中小企業診断士の勉強の中で企業経営理論というものがあります。
その中で出てくる言葉として、ゲーム理論関連の言葉がいくつかありました。
ナッシュ均衡、囚人のジレンマetc・・・
それぞれ何となく意味は把握してたものの、
実際にしっかり理解していたかどうかは不安でした。

この本はゲーム理論を全く知らない人へ向けて、
初歩の初歩からわかりやすく
その内容を噛み砕いて教えてくれるという本です。
具体例で教えてくれるので、
考え方をしっかり理解できたように思います。

プレーヤーが必ず合理的に動くわけではない、
という辺りのくだりが
予想通りに不合理(ダン・アリエリ)を思い出す感じでした。
結局、理論じゃ予想できないことが起きるのが、
現実社会なんだよなぁと思いました。
それでもこうやって理論を踏まえて考えて、
予測して、ランダマイズすら加味して、
その上で作戦を決定するということが
必要なんだろうなぁとも思います。

かなり面白く読ませてもらいました。
あっという間に読めるので、
ゲーム理論が気になっている人はぜひ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年10月13日
読了日 : 2014年10月13日
本棚登録日 : 2014年10月13日

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