聖なる黒夜(上) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2006年10月22日発売)
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本棚登録 : 1832
感想 : 171
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ここ最近ではかなりな長編もの。1週間、通勤時間にどっぷり楽しみました。警察小説として知り読みましたが、恋愛ものとした方がいいのでしょう。暴力・性描写はかなりきつめでした。
星3つの理由は、麻生のキャラが私的にあともう一つだったのと、練の不運な過去や心の闇に比べ、犯人側の苦しみはいまいち書ききれていなかったこと。自分の子供を殺した人間ならいざしらず、その周辺にいた人間までを焼き殺す、そこまで狂気的な気持ちになるには3人が3人とも説得力がなかったのでした。ある夜のある犯罪を起点につながるさまざまな人物の恋愛小説として面白く読みました。そうはいっても登場人物はちょっと多すぎ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内ミステリー・警察もの
感想投稿日 : 2011年12月16日
読了日 : 2011年12月16日
本棚登録日 : 2011年12月16日

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