アスペルガー症候群 (幻冬舎新書 お 6-2)

著者 :
  • 幻冬舎 (2009年9月30日発売)
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アスペルガー症候群と一言で言っても、症状は様々であり、程度の差も大きく、また環境的影響もやはり大きいようである。
実体験としてアスペルガー症候群と思われる方とも仲良くしていましたが、他の人から拒絶されているなと感じる場面は何度も目にしました。
その知人は問題行動と捉えられるような行動をすることも多々あり、その行動自体は問題だと私も思いましたが、必ずしも悪気があってしている訳ではないですし、何を言っても変わらないという訳でもないので、こういった本を読んで一人でも理解がある人が増えればなと思いました。
アスペルガー症候群っぽいから、なるべく関わらないでおこうではなくて、アスペルガー症候群のこういった傾向が見られるから、こういった接し方をすればいいんじゃないかというところまで考えられる人が増えれば、より多くの人が生きやすくなるのではないかと思います。
また、アスペルガー症候群の子供と接する際に気をつけることも書かれていましたが、これは症状の有無に関係なく大事なことだと思ったので、子育てに悩む方や多くの子供と接する機会がある方にも是非読んでいただきたいなと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年2月9日
読了日 : 2020年1月29日
本棚登録日 : 2020年1月20日

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