撃たれて傷を負い警官を辞めた駆け出し私立探偵マクナイト。
夜中に死体を見つけた親友に呼び出された後、自分を撃ち今は刑務所にいる男から脅迫めいた手紙を受け取る…。
ミステリ部分は想像の範囲内。
最初の殺人の手口も謎を含んでいるような書き方をしていながら、結局そこには手を伸ばせず。
色々荒いところはあるけれど、キャラクタの作り方はさすがハミルトンだと思わせる。
恐怖に怯えるマクナイトがカッコ良くもないし立派でもないけど心に引っかかる出来になっている。
ラストの持っていき方も、そうきたか…。って感じ。
ミステリだけど謎解きや探偵じゃなくて、マクナイトという主人公を楽しむ小説。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
翻訳ミステリ
- 感想投稿日 : 2014年2月8日
- 読了日 : 2014年2月8日
- 本棚登録日 : 2014年2月8日
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