世界の名探偵12人で結成されている「世界名探偵倶楽部」の会合がパリ万博で開催された。
そこで探偵の一人が殺されたことで、メンバーはそれぞれ捜査を始めるが…。
探偵とその助手にスポットが当てられており、しばらくはバカミス?と思いながら読んだ。
それぞれの探偵が勝手な探偵論を披露したり、助手がかなり特殊だったり。
しかしまあ、読み終わってみると意外ときちんとした本格ものでちょっとびっくり。おちゃらけた煙幕の向こうにあるものをしっかり読まないとごまかされてしまうけど、伏線なんかもきちんと張ってある。
もちろん探偵とその助手があれこれと言う部分も面白かった。
欲を言えばも少しそれぞれの探偵と助手がその特色を生かした探偵術を見たかったかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
翻訳ミステリ
- 感想投稿日 : 2010年6月15日
- 読了日 : 2010年6月22日
- 本棚登録日 : 2010年6月15日
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