失業中の青年クレイがふとしたきっかけで働くことになった24時間営業の書店。棚に詰まっているのはgoogleにも引っかからない本で、それを借りに(!)来る客にもなにやらいわくがありそうで…。
本とそれを取り巻く環境の今昔。デジタルとアナログの鬩ぎ合いと融合。
活字とWEB系嗜好という、結構ニッチなターゲットに向けた1冊。
RPGな味付けもしているので、好きな人にはたまらないと思う。はい、たまりませんでした。
カプラーが出てきたあたりで身悶え。
そしてスキンが布製の電書リーダーが欲しすぎる。
電書だ紙だと世間ではあれこれ言われているけれど、この本の最後の一文『ぴったりの本を、ぴったりのタイミングで。』本読みにとっては、これが一番重要なんだよ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
翻訳ミステリ
- 感想投稿日 : 2014年6月15日
- 読了日 : 2014年6月15日
- 本棚登録日 : 2014年6月15日
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