非・バランス

著者 :
  • 講談社 (1996年6月10日発売)
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本棚登録 : 140
感想 : 22
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大人も子供も同じくらい悩みを抱えてるんやで、っていう展開に対し、簡単には悩みを解決できない大人と、あっけらかんと未来に進む子ども。児童文学の何かの賞を受賞したあたり、君たちはいつでもやり直せるんやで?っていう大人の押しつけを感じなくもないけども。いうほど子どもの世界も単純じゃないのよ!っていうキッズの反対意見もあるかもしれん。
けどやっぱりそんな事言われたら、ガキは偉そうなこと言うんじゃねー!って言いたくなる大人になっちまったな。だって君ら単純じゃん、ぶっちゃけ。ってな。

しかし一番のリアルは、家に押しかけてきて大声で叫ぶ子どもの同級生に、母親がパニクってバケツで水をぶっかけるってところか。バケツて。
今どきツタヤで音楽の話をしようよって中学生をナンパするおっさんにはリアルを感じないけど。え、実は通用するの?マジか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: のんびり系
感想投稿日 : 2018年6月17日
読了日 : 2018年6月17日
本棚登録日 : 2018年6月17日

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