そこはかとなくバブルの香りを漂わせつつ、そう、石田純一的な、のんべんだらりとやり過ごしつつ、何も解決してない、ように見えてなんとなくうまくいってるような。彼が不倫は文化だと言った時に、日本中ざわざわしてたけども、それを言うならアメリカじゃ離婚は文化だろうし、一夫多妻制の国やら多夫一妻制の国もあるわけで、それらは文化なんだから不倫もやっぱそうなんかもしれん。にしてもこの男の方のどうしようもない感がやはり共感を得るというか、不倫しているかどうかに関わらず、100人に聞いたら80人くらいがあるある言うくらいにありがちで、はーしょうもなー、と思いつつ読んでいると、これは古き良きファミリー向けのドラマなのではないか、向田邦子とか?、そういうのか、ていうかギャグ小説ではないか、とまで思ってしまう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
のんびり系
- 感想投稿日 : 2016年2月11日
- 読了日 : 2016年2月11日
- 本棚登録日 : 2016年2月11日
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