ジャッキーのパンやさん (PICT.BOOK)

  • ブロンズ新社 (2003年2月1日発売)
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本棚登録 : 887
感想 : 79
4

くまのがっこうシリーズ2作目。
ジャッキーとおにいちゃんたちがパンづくり。
パンのテーマに相応しい、あたたかい温もりを感じるような素朴な色合い。
おてんばなジャッキーと優しいおにいちゃんたちのキャラクターが描かれている。

【ママ評価】★★★
くまのがっこう好きの母。
シリーズ1作目『くまのがっこう 』と同様に、1ページ1ページにジャッキーとおにいちゃんたちが描かれていて、くまが並ぶ姿が可愛い。
ひとりひとりが丁寧に描いていて、細部まで可愛らしく感じる。
全体的に色合いが素朴で温かい雰囲気があり、パン屋さんのテーマにピッタリ。
細いペンのような線で描かれているのも、くまのがっこうシリーズの初期作品ならではの素朴な絵の良さがあって素敵。
しかし、文が気になる。
ひらがな表記の英語をやたらと使いたがる感じがある。
「6おくろっく」「7おくろっく」という文が非常に困った。
「しっくす」「せぶん」と読んでも子どもにはわからないだろうし、「ろくおくろっく」「ななおくろっく」も違うし、そもそも「おくろっく」がわからないだろうし…。
響きは良いけど読みづらくて困惑した。
なんだか、ただオシャレだと思ってるんじゃないかとさえ思ってしまった。
シリーズを通して、文がちょっとイマイチ。
リズムを大切にしてるのはわかるが、基本的に文が長く感じる。
修飾語が多いというか、全部説明したがるというか。
小説なら良いのだけど。

【息子評価】★★★★
くまのがっこう好きの息子。
『パンやさん』はちょこちょこ読むけど、頻度は低め。
食べ物系の絵本は基本的に好きだし、中でもパンは大好きな食べ物だけど、こちらの作品はグッとこないのかしら。
かぼちゃパンがなぜかしっくりこないらしく「かぼちゃ?ぱん?」とやたら疑問に思っていた。
最後にキルトの色を全部教えてくれた。
2歳3ヶ月

追記★★★★→★★★★★
最近よく読むように。
くまのがっこうシリーズの中でもブームがあるらしく、よく読む絵本がちょこちょこ変わる。
文もかなり覚えていて、日常の中で突然暗唱しはじめる時がある。
読んでいく内にかぼちゃぱんがしっくりきたのか「じゃっきーのかぼちゃぱん、よむ〜」とタイトルをかぼちゃぱんと言うようになってきた。
あと、表紙のおにいちゃんたちをランダムで「これは?(何おにいちゃん?)」と聞いてくるようになった。
結構ハードな質問だけど、順番に並んでるおにいちゃんなら答えられた。
母、我ながらすごくないか?
2歳6ヶ月

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 買った
感想投稿日 : 2024年4月20日
読了日 : 2024年4月20日
本棚登録日 : 2023年12月10日

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