自然学曼陀羅ー物理・感覚・生命・芸術・仏教から

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  • 工作舎 (1979年5月20日発売)
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5

気になった箇所の引用

(P22)
★線による認識には迫力がある。
線条は精神の奥座敷に土足で踏み込んでくる。
世には妙なる社会未来学がはびこって、認識の手だては線から面へ、
綿からのブロックに進みつつあるが、線の迫力には及ぶまでもない。

ブロック認識やパターン認識の適用は、所詮角砂糖社会の間口を
突破しきれないのだ…。水を注げば溶け始める代物だ。
その甘味に惑わされるべきではない。

認識の方法がこれまで進化していながら、或るものを一挙に区切るには
切断に頼るしかないことを知るべきだろう。

面には一本の線を、立体には一枚の平面で、超立体には、さて一塊の
空束で!

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感想投稿日 : 2008年9月5日
本棚登録日 : 2008年9月5日

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コメント 1件

kumoamiさんのコメント
2008/09/13

気になった箇所の引用

★線による認識には迫力がある。
線条は精神の奥座敷に土足で踏み込んでくる。
世には妙なる社会未来学がはびこって、認識の手だては線から面へ、
綿からのブロックに進みつつあるが、線の迫力には及ぶまでもない。

ブロック認識やパターン認識の適用は、所詮角砂糖社会の間口を
突破しきれないのだ…。水を注げば溶け始める代物だ。
その甘味に惑わされるべきではない。

認識の方法がこれまで進化していながら、或るものを一挙に区切るには
切断に頼るしかないことを知るべきだろう。

面には一本の線を、立体には一枚の平面で、超立体には、さて一塊の
空束で!

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