絶望の裁判所 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2014年2月19日発売)
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本棚登録 : 870
感想 : 104
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裁判所に絶望して退官された本裁判官。
いろいろ日本に司法の絶望について書かれた本はあるが、著者の属性は貴重であろう。

結果的に内容がちょっとウザくなっても

いずれにしろ、日本の裁判が、ヒラメ裁判官による、組織優先の状況になっていることは間違いなさそうだし、そもそも、学生上がりで世間を何も知らないバカが、試験に合格して至高感のまま任官される組織が、人を判断できるわけもないのはその通りだろう。
しかも、法に基づくわけでもないのだから。
滅入るな。
検察も酷いし。

そういう、司法による救済が期待出来ない世界に生きているわけだ。

じゃあ対抗出来るのは、権力と暴力しかないよね。
その取り合いが色んなことを歪めてるんだろうなあ、と思った次第。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年9月10日
読了日 : 2023年9月10日
本棚登録日 : 2023年8月30日

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