集団的自衛権の思想史──憲法九条と日米安保 (風のビブリオ)

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  • 風行社 (2016年7月16日発売)
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感想 : 11
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日本国憲法制定の経緯から、宮沢俊義の変節、そもそも入り口から間違って来た、日本の自衛について、内閣法制局の見解の変遷をキーにたどる。

最初をきちんとしてないから、本質的な議論が出来ない。米国の思惑と、軽武装経済発展、冷戦などに左右されてきた。
んで、声の大きい奴の言うことが影響するし。

篠田先生の憲法議論は、素直で分かりやすい。

なんか憲法本読むといつも思うんだが、憲法学者って、この憲法が日本のためになっているのか、なってなければどう言う憲法がいいのかって議論、一切やんない。
聖書の解釈やってるみたいなもんだよな。コネクリ回して、権威になって、どこかの世界の坊主と変わんねえ。
憲法改正なんかされたら、飯の種なくなるから、必死だよな。

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感想投稿日 : 2022年11月26日
読了日 : 2022年11月26日
本棚登録日 : 2022年11月20日

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