あるようなないような

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  • 中央公論新社 (1999年11月1日発売)
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感想 : 24
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川上弘美さんの文章のリズムが最初は苦手だったのですが、今では気持ちよく読んでいます。ところどころの単語を漢字からひらがなに変えているやわらかい文章の加減が、心地よくなってきたのでした。主婦もしながら作家として、それから生活も楽しんでいて、私の憧れです。川上さんの書く生活感が親しみ深く、それでいて目線が面白い。
 嘘の、架空の表現を使うのですがそれもまたすんなりと入り込めてしまうさりげなさに、真綿のような世界観を感じます。

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感想投稿日 : 2005年7月17日
本棚登録日 : 2005年7月17日

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