再読。
内容はうろ覚えだが、前回はbluから先に読んだので、今回はrossoから。
情熱的で暴力的な愛が去った後のあおいの孤独を描いた物語。
周りから見れば溢れんばかりの愛を注いでいるマーヴが可哀想に見えるし、親友なのにダニエラにも何も話さないアオイに苛立ちを覚えてしまうところだが、個人的にはそういった感情は持たなかった。
同じ過ちをおかさないよう、過去の亡霊を奥にしまいこんで今を生きる。それが幸せであり、孤独。
「情熱」的な過去のあおい、「冷静」な今のアオイ。
そしてそれが交わった「冷静と情熱のあいだ」から新たな一歩が始まる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2015年既読
- 感想投稿日 : 2015年12月9日
- 読了日 : 2015年12月9日
- 本棚登録日 : 2015年12月9日
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