記憶の片隅にあった、いつかみた映画の雰囲気をうっすらと思い出しながら読んでいくうちに、段々と記憶が蘇ってきて映画をみているかのように愉しめた。
優しくゆっくりと、心にしみこんでいく、、
そんな物語。
『きみの隣はいごこちがよかったです。ありがとう』…
心にとまったのは、
自分を産んだせいでお母さん(澪)は早くアーカイブ星にいってしまったんだと責める佑司へ澪が言った言葉…
「あなたのいない人生なんて考えられない。あなたがいて、初めて私は自分の人生を生きたって、そう思えるようになるの」
「あなたと出会えなければ、50年生きたってこれほど満ち足りた気持ちにはなれなかった」
人生に価値を与えてくれる存在って、自分自身じゃなくて、大切な人の存在なんだなと感じた
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2020年5月26日
- 読了日 : 2020年5月25日
- 本棚登録日 : 2020年5月16日
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