黒焦げ美人 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2005年8月3日発売)
3.17
  • (12)
  • (25)
  • (77)
  • (14)
  • (6)
本棚登録 : 300
感想 : 36
4

丸焦げに惨殺された美しい姉、唯一焼け残った耳は思い人のヴァイオリンを聴くためか?と一気に惹き込ませる。後半で"透明"すぎて不明確だった犯人の人物像に色がつき印象が変わる。身勝手な殺人が、すれ違い交わることのない2人の唯一の結末として嵌ったと思わせタチが悪い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年7月1日
読了日 : 2021年6月30日
本棚登録日 : 2021年6月29日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする