シリーズ三作目。
人生の一ページ、そこに心残りや謎を絡ませていく五つの物語。
うん、雨の夜はこんな静かなバーとちょっとした謎解きが実に心地よい。
じっとマスターの語りに耳を傾けたくなる。
あくまでもマスターの想像に過ぎない、それでも誰もが耳を傾け心が解放される、そして読み手までもがゆっくり心をほぐされる、この時間が好きだ。
表題作はもちろん、最後の「孤拳」は言葉にできないぐらい好き。
心に宿る想い、蛍のようにぼんやり淡く光る想いがせつなさと共に心にそっと忍び込んでくる気がした。
良かった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年6月15日
- 読了日 : 2019年6月15日
- 本棚登録日 : 2019年6月15日
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