刀に纏わる因縁を絡めながら通り魔事件の真実を解明していくストーリー。
気軽な気持ちで手に取ったけれど、なかなかどうしてページ数以上の読み応え。
なんだか言葉が、文章がぐいぐい迫って入り込んでくるような感覚がたまらない。この世界に取りこまれ絡めとられた気分になる。
終盤は特に次から次へと言葉が、胸の内の言葉が、人たるもの、人の心というものが迫ってくる、そして必死にその言葉たちを自分の中に取り込む。
特にあの子の言葉は斬りかかってくる感覚でしばし息を忘れるぐらい圧倒される。面白かった…心地良い疲労感に包まれ読了。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年6月19日
- 読了日 : 2019年6月19日
- 本棚登録日 : 2019年6月19日
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コメント 2件
まことさんのコメント
2019/08/15
くるたんさんのコメント
2019/08/15