家康の人生、二巻の一冊。
信長との同盟を結び、次第に己の地位を揺るぎないものにしようとステップアップ中の家康。
負けず嫌いの彼にまたしても幾多もの決断の壁が立ちはだかる。
その最大の壁は信長もビビる武田信玄。
何をどうすれば己を守れるか、練りに練っていく過程、胸の内が丁寧に描かれ、三方ヶ原の戦いまでの細かい経緯が知れて良かった。
一か八かの賭けのような覚悟をしたためた信長への書状、迎えた最大のピンチまで、家康の緊張感がハンパない。
家臣に、馬の松風に泣けた。
見事な敗北。
全てがここから…家臣への想いと新たな決意が良い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年2月24日
- 読了日 : 2023年2月24日
- 本棚登録日 : 2023年2月24日
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