叫びたくなる一冊。
舞台は夏の日差しと青春の眩しさに包まれた南の海の孤島。
バカンス気分で謎解きへ。
早速起きた滞在客二人が亡くなる事件。
限られた犯人。
次第に浮き彫りになる複雑な人間関係。
不安感が増すけれど江神さんがいれば大丈夫という安心感が常にある。
そして真相に迫る時間はこちらの辻褄が合えばあちらが合わない…まるでルービックキューブの世界。そしてついに全ての面が…!
この綺麗にそろう過程がとにかく面白かった。
そして美とともにせつなさを残すって最高。
こういうミステリ、好きだ〜!と海へ向かって叫びたくなる読後感。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年9月3日
- 読了日 : 2021年9月3日
- 本棚登録日 : 2021年9月3日
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