真田太平記(五)秀頼誕生 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1987年11月30日発売)
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【再々読】
血沸き肉躍る!!
秀頼誕生 ― 真田太平記㈤
2011.02発行 大活字文庫の真田太平記㈤第1巻~第3巻。

上信州にまたがる真田家の領地を守るため、真田昌幸、長男・信幸、次男・幸村の活躍の物語です。

第1巻
豊臣秀吉に子息・秀頼が誕生しました。真田昌幸は、長男・信幸と一緒に秀吉亡き後は徳川家康を頼みにして行く方針でしたが、秀吉の血を分けた子が生まれたからには、昌幸は、秀吉亡きのちも豊臣家を支持して行く方針に変わり、信幸とは、将来の進むべき道が違う事となりました。

第2巻
秀吉が亡くなりました。家康は、秀吉と取り交わした約束を無視して伊達政宗、福島正則、蜂須賀家政の3家と婚姻の約束を結びと独断で事を進めます。これに石田三成が詰問するが家康は、のらりくらりとかわしていきます。
向井佐平次の息子・佐助15才が、真田忍びとして戦列に加わる日が近づいて来ました。

第3巻
家康は、自身が天下の主になるべく、大阪の豊臣秀頼を立てつつ豊臣家の家臣団を分裂させて行きます。そして、石田三成が自滅するように謀っていきます。とうとう三成は、加藤清正、福島正則などから逃げるため家康を頼り、全ての官職を失って佐和山城に帰ることとなります。
佐助は、真田の草の者として、佐和山に近い長曾根の忍び小屋にて佐和山城の見張りにつきます。

【読後】
秀頼の誕生、秀吉の死亡、前田利家の死亡、そして、家康の動きが早くなってきています。
まさに第5巻は、激動の時代の前夜といった感のある巻です。
あとに真田十勇士として幸村と共にする猿飛佐助が、真田忍びとして動き出します。これからが楽しみです。

【音読】
誤嚥防止のために、大活字文庫「真田太平記」で音読を6月27日から行っています。
舌を噛み、舌の先に出来た口内炎が大きくなり食事もままならなくなり何回か中断しましたが、何とか継続しています。

大活字文庫「真田太平記㈤」の底本は、新潮文庫です。このため登録は「真田太平記㈤ (新潮文庫) 」で行います。
10月3日~17日で新潮文庫の真田太平記㈤に相当する。大活字本の真田太平記㈤第1巻~第3巻を、音読で読み終りました。
2020.10.17読了

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2020年10月17日
読了日 : 2020年10月17日
本棚登録日 : 2020年6月26日

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