カエサルの意思を受け継いだ、オクタヴィウスが淡々とその地盤を固めていく様が描かれている。
塩野さんも作中で書かれていたけど、資料があまりないみたいで、事実を淡々と外から眺めたような内容になっていて、カエサル編のような躍動感が無いなぁ。しかしながら、アウグストゥスとなり元老院を面従腹背の姿勢で着々とその権力を固めていっている仕事の進め方がとても参考になる。きっとものすごく論理的で先見性に富んで、人の心が上からも下からも分かる人間なんだろうな。地味だけど、すごい人間だ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2009年6月30日
- 読了日 : 2009年6月30日
- 本棚登録日 : 2009年6月30日
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